lucky さんの「 映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 」の感想 95点 映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 敷居が高くないことがドラえもん映画で最も大事なことの一つだと思う。『ひみつ道具』という“内輪ネタ”をふんだんに盛り込んだこの映画は、おそらくドラえもん映画として許されるなかで最大限にマニアックな構成で、うまく欲張った一作だと思う。 およそ劇場版というものは異世界を舞台にするものだが、この映画で描かれる異世界である「ひみつ道具博物館」は限られた上映時間内でかなり立体的にイメージを喚起してくる。終盤の大仕掛けまで含めてよくできた舞台設定。 ストーリーは、冒険要素、ジュブナイル要素、コテコテのコメディ要素に加えて、地味にミステリ要素も骨組みがきっちりしている。 ほどよいタイアップ臭が香るけど映画の雰囲気に合っている名主題歌とか、謎のチョイスのゲスト声優とか、プロモーション面も絢爛豪華。 全体として、ベタベタのベタだけどまるで隙がないベタ、という感じがする。何度観ても泣いてしまう。 Tweet
95点 映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館
敷居が高くないことがドラえもん映画で最も大事なことの一つだと思う。『ひみつ道具』という“内輪ネタ”をふんだんに盛り込んだこの映画は、おそらくドラえもん映画として許されるなかで最大限にマニアックな構成で、うまく欲張った一作だと思う。
Tweetおよそ劇場版というものは異世界を舞台にするものだが、この映画で描かれる異世界である「ひみつ道具博物館」は限られた上映時間内でかなり立体的にイメージを喚起してくる。終盤の大仕掛けまで含めてよくできた舞台設定。
ストーリーは、冒険要素、ジュブナイル要素、コテコテのコメディ要素に加えて、地味にミステリ要素も骨組みがきっちりしている。
ほどよいタイアップ臭が香るけど映画の雰囲気に合っている名主題歌とか、謎のチョイスのゲスト声優とか、プロモーション面も絢爛豪華。
全体として、ベタベタのベタだけどまるで隙がないベタ、という感じがする。何度観ても泣いてしまう。