supplod さんの「 トップをねらえ! 」の感想 64点 トップをねらえ! 宇宙ロボットSFモノに興味がなさすぎて、どんなに集中しようと思っても今夜の夕飯のこととかを考えており、いつの間にか終わっていた 宇宙ロボットSFモノに興味がなさすぎて、どんなに集中しようと思っても今夜の夕飯のこととかを考えちゃって、気付いたら出撃してるしキャラが死んでるし何万年後かになっていた。趣向を超えてもはや何かの病気かもしれない。 側部に幾つものスリット?が入ったブルマのデザインが天才的。 ロボットが腕立てやグラウンド周回などをするトンチキな世界観には1話冒頭から惹き込まれた。 前述の通りSF的な部分は一切覚えていないが、3話の初恋メロドラマと、5話の時が経った沖縄のパートは好き。 敵側の素性がほとんど描かれず、こちら側の人間ドラマを展開させるための都合の良い舞台装置でしかないのも(エヴァと同じく)なんだかなぁと思う。 若本さんCVのコーチはなぜか最後まで全然好きになれなかった。全体的に精神論・根性論を礼賛しているし、自己犠牲を美化するような展開が多くて辟易する。 そして6話ラストの例の展開も、反生殖主義者としてはこれ以上ないほどにおぞましいエンドにしか思えなかった。ドラマ上の「感動」のために空虚な時間スケールの拡張と、「受け継がれていく想い」のための文字通り数合わせの人間存在を動員するという、いちばん嫌いなやつ。あれで感動してしまう人とはなるべく距離をとって生きていきたい。ただ、敵側が単なる舞台装置・数字・記号でしか無かったのが、最終的には「味方」たる人類でさえも単なる宇宙から見える光でしか無くなってしまう、というアイロニーだと解釈したら、ちょっとは興味深いかもしれないといま思った。 6話ラストは受け入れがたいが、ウラシマ効果を使ってどんどんストーリーを加速させ、キャラクターごとの時間スケール・人生をずらしていくことでドラマを展開させていく手法自体は(岡田麿里もよく用いているし)結構すき。 全6話が、1〜4話・5話・6話といういびつな3部構成で成り立っているのも(制作上の都合があるのだろうけど)かなり珍しく、挑戦的な作りになっていて良い。 Tweet 2025-07-09 17:02:02
64点 トップをねらえ!
宇宙ロボットSFモノに興味がなさすぎて、どんなに集中しようと思っても今夜の夕飯のこととかを考えており、いつの間にか終わっていた
宇宙ロボットSFモノに興味がなさすぎて、どんなに集中しようと思っても今夜の夕飯のこととかを考えちゃって、気付いたら出撃してるしキャラが死んでるし何万年後かになっていた。趣向を超えてもはや何かの病気かもしれない。
Tweet側部に幾つものスリット?が入ったブルマのデザインが天才的。
ロボットが腕立てやグラウンド周回などをするトンチキな世界観には1話冒頭から惹き込まれた。
前述の通りSF的な部分は一切覚えていないが、3話の初恋メロドラマと、5話の時が経った沖縄のパートは好き。
敵側の素性がほとんど描かれず、こちら側の人間ドラマを展開させるための都合の良い舞台装置でしかないのも(エヴァと同じく)なんだかなぁと思う。
若本さんCVのコーチはなぜか最後まで全然好きになれなかった。全体的に精神論・根性論を礼賛しているし、自己犠牲を美化するような展開が多くて辟易する。
そして6話ラストの例の展開も、反生殖主義者としてはこれ以上ないほどにおぞましいエンドにしか思えなかった。ドラマ上の「感動」のために空虚な時間スケールの拡張と、「受け継がれていく想い」のための文字通り数合わせの人間存在を動員するという、いちばん嫌いなやつ。あれで感動してしまう人とはなるべく距離をとって生きていきたい。ただ、敵側が単なる舞台装置・数字・記号でしか無かったのが、最終的には「味方」たる人類でさえも単なる宇宙から見える光でしか無くなってしまう、というアイロニーだと解釈したら、ちょっとは興味深いかもしれないといま思った。
6話ラストは受け入れがたいが、ウラシマ効果を使ってどんどんストーリーを加速させ、キャラクターごとの時間スケール・人生をずらしていくことでドラマを展開させていく手法自体は(岡田麿里もよく用いているし)結構すき。
全6話が、1〜4話・5話・6話といういびつな3部構成で成り立っているのも(制作上の都合があるのだろうけど)かなり珍しく、挑戦的な作りになっていて良い。
2025-07-09 17:02:02