supplod さんの「 かぐや姫の物語 」の感想

79点 かぐや姫の物語

つら・・・  ポムポムプリンみたいな侍女が良かった

23/6/22木

お爺さんが持っても何にもならなかったのに、竹取りのお婆さんが抱いた途端に赤ん坊になるのイヤすぎるな。。 ジェンダー本質主義
そのあとお婆さんの乳が出るようになるのもそう。

溝口健二『西鶴一代女』の父親みたいな俗物の嫌さがこのお爺さん(父様)にもあるな。。

なんか、現実の嫌らしさまでちゃんと描いた『明日ちゃんのセーラー服』みたいな感覚かもしれない。なんかしらんけど常に泣けてくるかんじが。。

都での名付けの宴で大人の男の悪意に触れて田舎まで疾走する圧巻のシーン。こんなん泣くわ。。 エレンディラ

はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  つら・・・・・・・・・・・・・・ おい・・・・・・
つらすぎんだろ・・・・こんなの・・・・
非-人間的で野性的・ファンタジックな存在が、人間社会に組み込まれていくことの残酷さをありありと描いている。
『おおかみこども』のようでむしろ信頼できるとは思うが、それにしてもつらたん・・・・・

五人の公家の婚約者どもの挙動も、滑稽にコメディチックに描いているため、男権社会の醜悪さをちゃんと表現しているのがいい。

ポムポムプリンみたいな見た目の、姫の侍女ちゃん強かでいつも楽しそうで良いな。あの子とふたりで生きていく百合エンドでよろしくお願いします。

西鶴一代女さながらに明るくなったと思ったら曇らせる展開が続いておる・・・ いや、西鶴一代女は受け身で、客観的な境遇が波乱万丈に浮き沈みを繰り返したけど、こっちはかぐや姫が主体的に生きようとして、喜んだり悲しんだりするからいっとうツラいな・・・ それだけに、上向いたときのシーンの爆発力は何物にも代えがたいのだけれど。

かあちゃん・・・やさしい・・・・

御門こわすぎる 

ダイナミック不倫
また夢オチかーい 今度は捨丸側

さいごはあっさりというかなんというか
ポムポムプリンちゃんが最後まで楽しそうなのは良かった

竹取物語の原作をあんま正確に覚えてないけど、月側から勝手に迎えに来るんじゃなくて、姫が「ここにいたくない」と願ったのが通じて迎えに来るようになったのは重要だろう。
「ここにいたくない」という人間社会からの根本的な疎外意識はすごく好み これは当然、「〈私〉でいたくない」という自己意識からの疎外とも地続きの問題系である。

ただ、捨丸との再会パートなんかを見ると、本作も『おもひでぽろぽろ』の系譜というか、けっきょく田舎・自然・ヘテロ・地球礼賛みたいなかんじがしてしまって嫌だ。「月」というのをどう解釈するかにかかってるなーー

背景美術とセル画の人物等がほとんど同じタッチで描かれる
ただ、飛翔シーンなんかは、過ぎ去っていく地上の田園風景などがチープなCGっぽく見えてしまってむしろ残念だった

2023-06-22 11:26:35